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minea-no-ma
ソラノナカヘ
ある朝、目が覚めると、空に虹が掛かっていて
ずっと遠くまで、繋がっている、その先には
何が見える?
何もない部屋の中でつぶやく、
その先にきっと、光があると
揺るがぬ思いが一つ、過行く時の面影一つ
流れる風に包まれて、
空の中へ溶けてゆく
見慣れたこの景色も、少しずつ色を変え
そっと聴こえてくるはずだよ、
夜と朝を繋ぐ、メロディ
立ち尽くす僕の背中を、そっと
押してくれる、この小さなメロディ
もう何も無くしたくはない
過行く時を、繋ぎ止めたい
流れる星に願いかけ、
宇宙の中へ溶けてゆく
悲しみ、喜び、絶望、希望
熱が溢れ出し、空高く
揺るがぬ思いが一つ、過行く時の面影一つ
流れる風に包まれて、
空の中へ溶けて
もう何も無くしたくはない
過行く時を、繋ぎ止めたい
流れる星に願いかけ、
宇宙の中へ溶けてゆく
見上げて、あの空を
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